現代社会では、緊張状態が続き、
リラックスできない方が増えている。
いろんなストレスの中で、みんな生きているんです。じょうずに付き合って行かないとコントロールを失ってからでは回復に時間がかかります。
最近ではソフトバンクホークスの川崎選手が体調不良で退団をしますと報道がありました。
文章をみると、「自律神経の症状も出てきて…」とのこと。
世界で闘った選手でも、心技体のバランスを保つことは容易ではありません。
オフィスで闘うサラリーマン。特に首、肩周囲は「凝り」を生じることが多いです。
パソコン作業を一日、スマホをずっと触っている。
まさに現代の技術の発展が、人間のからだを悪い方に適応させようとしています。
環境の変化に適応しようとして、凝りや痛みを生じているのかもしれませんね。
自律神経
自律神経について少し調べてみました。
運動生理学大事典(西村書店,2017,p306)からの引用です。
「自律神経系の遠心性神経線維は、内臓と他の組織を意識下レベルで賦活する。
自律神経線維は、腸、汗腺、唾液腺、心筋、内分泌腺の平滑筋を支配している。
心臓と腸は自動的興奮性を示すが、いくつかの条件下でがこれらの組織を意識的に制御することができる。
例えば、ヨガや瞑想のトレーニングを積んだ人は心拍数や局所血流を制御できる。
自律神経系の意識的な調整は、バイオフィードバック技術を通じた過緊張やストレス関連障害の制御のような代替医療をもたらすが、これはある種のスポーツにも適用される。
アーチェリーや他の射撃系の競技者は循環器系・呼吸器系を意識的に調整することができ、
競技遂行中のきわめて重要な局面では通常の呼吸数・心拍数が一時的に変化する。」
自律神経は交感神経と副交感神経があり、
興奮状態で活発に働く交感神経。
リラックスした状態を作り出す副交感神経です。
これを筋肉の収縮で簡単に表すと、
力が入った状態が交感神経優位。脱力した状態が副交感神経優位ということになります。
引用した文からもわかるように、ストレスによる不定愁訴、心拍数、循環など、自律神経系へのアプローチにより、
身体の変化はあらゆる機能の変化につながります。
自律神経失調症
自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れること。
不安や忙しさなど日常的にストレスのかかる環境で、夜遅くまで起きているなど生活のリズムは崩れがち。交感神経、副交感神経のバランスといわれてもピンとこない方がほとんどと思います。
簡単にいうと、動く、休むのメリハリをつけること。仕事をすることも大切、リフレッシュや休暇をとることも大切。何も考えずにカラダだけ負荷をかけると心は落ち着くかもしれませんね。
睡眠のことを考えると、夜は寝る!朝がきたら起きる!
自然とともに生きることで、自律神経の本来の役割も果たせるのではないでしょうか?
ジョイントメンテナンス
意外と寝ていてもカラダに力が入っている。
歯ぎしりがひどい。
疲れがとれない。
一般の方でもそんな症状が多いように感じます。
実際施術していくと、脊柱を中心に関節の動きは少なく、周囲の筋肉が過緊張状態の方が多いです。
その脊柱をしっかり動かすことにより、長年肩こりに悩まされていた方が、
「そういえば最近…」と新たな感覚になっていきます。
ご自身で、ヨガ、ピラティスなどのボディワークを行うことも大切です。
徒手ならではの、細かいメンテナンスを追加することで、
より効果的に身体を刺激することができます。
生活をしていて今のカラダの状態がどのような状態か。
客観的に感じることができる方は少ないと思います。
定期的はチェックで、身体をよりよい状態に保つことをおすすめします。
画像引用 http://www.ashinari.com