理学療法士とは
理学療法士をしています。株式会社フィジコ 長岡です。
理学療法士とは、「身体のスペシャリスト」。理学療法の対象は運動機能が低下している方です。(日本理学療法士協会HP)
スポーツをしている選手で、ある動作ができない。
そうなるとその動作に対して運動機能は不足していることになります。
日常生活動作だけではなく、ハイパフォーマンスな動作の獲得も仕事ですよ。
トリックモーション
trick motion ごまかし動作でしょうか?
何がトリックモーションかというと、目的とする動作の意と反する動きかなと思っています。例えば腕を上げようとする動作でカラダをのけ反らせる。
さてさて、ある症例を紹介します。
ダンス系の競技、最近一番目立つのはフィギアスケートでしょうか?
広く可動域を使う競技という意味でダンス系の競技です。
しばらく前にプロのダンサーの方を2シーズン コンディショニングさせて頂きました。可動域が広すぎて通常の方の動きとは違います。
しかしよく見るといろんなところで代償的に動きを作っていることがあります。
実はこの代償動作=トリックモーションが動きを変えるヒントになるのですけど。
では、何がトリックモーションか?
みつけたでしょうか?トリックモーション。
それをもとに、徒手にて動き作り。自主トレまで落とし込んで動きを作っていきます。それもまたジョイントメンテナンス。
自身で動かそうとすると、このトリックモーションのように動いてしまいがちです。
写真は「脚を上げる」命題ですが、本人は同じように挙げているはず。
つまりトリックモーションは意識下の動きなのです。
動きは変わる
ジャンプしたときに、両脚を同じように上げたい!
そこが目的です。
施術前はこんな感じ。
選手とともに試行錯誤。
自主トレにも工夫して、こうなりました!
撮影方向は違いますが、左右の脚の上がり具合は変化しました。
しかも空中でのパフォーマンス。
ごまかせない難しい動作でした。
今でも元気に競技を頑張っています!
応援してます!