みなさん、元気に運動してますか?
運動を始めてけど膝が痛い。そんな症状の方を多く見うけられます。
脚の変形で代表的なのはO脚。
もうすでに耳なじみだと思います。
今日はO脚について話をしたいと思います。
O脚
「O脚(内反膝とも言われる)とは、両膝が外側に彎曲した状態で、左右の内くるぶし(足関節内果部)をそろえても、左右の膝の内側(大腿骨内果部)が接しないもの」(日本整形外科学会)
幼少期では生理的O脚として、みんなO脚なんです。
よちよち歩きの赤ちゃんはそうですよね。
成長するにつれて、膝と膝の間は近くなってきます。逆に膝がくっついて脚の内くるぶしがくっつかない状態です。
サッカー選手と関わることが多いのですが、サッカーの特性でしょうか、O脚の選手は多いように感じます。
代表的なのがリトバルスキー選手。少し古いか(笑)
指導者になってからも目立ちます。(写真)
福岡でもなじみの選手でした。ももち浜でランニングされているリティをみたことがあります。
O脚具合ですぐわかります。
O脚だからスポーツができない。そんなことはないです。実際、サッカーのW杯で優勝してますから!リティは!
O脚の原因
O脚の原因は様々。
これだ!と断定するのはなかなか…
静的立位でカラダを前からみてみます。
股関節が外旋、外転すると(一般的ながに股)自然と膝は外に流れてしまいます。
これは、筋肉の使い方または筋力低下の問題かと思います。
しかし実際に骨の形状が悪くなって脚の姿勢が決まってしまっている場合もあります。例えば下腿(すね)の骨の弯曲具合でどうしてもO脚になってしまうケースも。
このような場合、骨切り術で骨の形状を整えることもあります。
紹介されているサイトはこちら
私たち理学療法士は、骨形状を変えることはできませんが、
筋活動を修正することで、姿勢を整えることができます。
リハビリなどの保存療法でいくのか手術のような観血的治療でいくのは、
もちろん医師とも相談して行ってくださいね。
サッカーをしている中学生の例を紹介します。
サッカーをしている中学性
この選手は、足と膝の痛み、特にオスグッドの痛みが強い選手です。
写真を見てわかる通り、すごく膝の間が広いことがわかります。
この状態では、うまく膝を使うことができないし、オスグッドは脛骨粗面といって、筋肉の付着部の痛み。負担のかかりやすいカラダであることは間違いないです。
下腿、股関節周囲など筋肉をストレッチしたり、エクササイズしたり。
そうすると、
まだまだ修正できそうな感じですが…
比較してみると、
育成年代で、身体の機能を整えることで、
関節にかかる負担は軽減できるのではないでしょうか?
悪い脚の姿勢で日常生活を送っていると、関節の動きも悪くなり、筋肉の使い方にも偏りがでてきます。
もちろん、年齢を重ねても関節への負担を軽減するカラダにすることで、将来の関節の状態も違ってくると思います。
10年後のカラダへの投資として、早期にジョイントメンテナンスで整えることも必要です。 いまは人工関節などの発展してきていますが、できるだけ長くご自身の関節で過ごしたいものです。
早期にジョイントメンテナンスでカラダを整え、
クリニックにおいて、人工関節、骨切り術術後の患者様のリハビリも多く担当しています。
ご自身のカラダの状態、不安であればぜひ一度ご相談ください。