身体の使い方
あるエクササイズを行ってもらいます。
スプリットジャンプというエクササイズです。
(動画作成します。)
ある選手の動画を見てみて下さい。
実は、膝を手術したこの選手。
以前はこんな動作でした。
その動きは、それぞれ違う。
いやいや、一緒やん!
そう思われることがほとんどです。
気づかないことが、カラダの不具合をより加速させてしまいます。
専門家に見てもらって、「動きの質」を確認していく方がいいでしょう。
前十字靭帯損傷
ちょっとだけケガの話をします。
前十字靭帯損傷。Jリーグでもバスケットボールでも多いケガです。
1年近く競技復帰ができない大けがです。
ちょっとだけ前十字靭帯のことを話します。
前十字靭帯
前十字靭帯(ぜんじゅうじじんたい、Anterior Cruciate Ligament; ACL)は、膝関節の中にあって大腿骨(太ももの骨)と
脛骨(すねの骨)を結ぶ強靭な紐で、関節を安定に保つ支持機構をいう。脛骨が前方へ変移する(ずれる)ことを防ぐ。
(https://ja.wikipedia.org/wiki/)
比べてみよう
行っているのは、スプリットジャンプ。
ジャンプすることが目的ではなく、
左右の下肢にしっかり重心移動しているかをチェックします。
動作の目的としては、前脚に体重を移動できているか。
前脚を出しているだけで、実は後方の脚に重心がある場合があるからです。
なんでそうなるか?
術後で下肢の機能があがっていないんですね。
よく言われます。
「cybexで患側/健側比が何%?」
この動作では、そういうことではないのです。
動きの質とでもいいましょうか。
今回は、着地した重心最下点の姿勢を比べてみます。
歩行
ヒトの重心の位置はだいたい骨盤辺りにあります。
歩行の際には、その重心点(仮想の点)が、前額面状に左右対称のカーブを描きながら前へ進んでいきます。
絶対に左右対称の動きをしている方はほとんどいません。
一流アスリートでさえ、その動きの癖があるのです。
でもその動きの偏りが、カラダの不具合(特に痛み)に直結しているのであれば、
改善した方がいいですよね。
痛みがなくても、将来的に変形が進むなどの退行変性につながるような動作であれば改善した方がいいですよ。
(参照サイトhttp://bmi.jpn.org/bmi/?page_id=340)
基準
こんな基準を作ってみました。
3点を結んで評価してみます。
①接地した踵(右)
②右腸骨陵(いわゆるこしぼね)
③左腸骨陵(いわゆるこしぼね)
体幹の使い方もみたいので、
両肩峰も結んでみました。
すると二つの動作に違いが!
歩行よりも高強度のスプリットジャンプ。
しかし両脚を交互に入れ替える点からすると類似した動作になります。
その時の重心移動がどうなのか。
こんか基準を作ってみると明確に機能を評価できますね。